肺ガンになりやすい
タバコがガンを引きおこす。
最大の危険が肺ガン
喫煙は肺ガンや咽頭ガンをはじめとする多くのガンを引き起こすことが明らかになっています。
その中でも最も危険性が高いのがタバコの煙を直接吸い込む肺ガンです。
その他のガンも急上昇
その他にもタバコを吸っている人は、口腔ガン、咽頭ガン、喉頭ガン、食道がん、胃ガン、膀胱ガン、女性では子宮頚ガンなど様々なガンでの死亡率が高まります。
またタバコはガン以外にも、心臓病(狭心症、心筋梗塞)、慢性の気管支炎や肺気腫、胃・十二指腸潰瘍なども高い確率で引きおこします。
<タバコが原因で死亡する割合>
- 肺ガン…72%
- その他のガン…33%
- 狭心症、心筋梗塞、虚血性心疾患…36%
- 肺気腫、気管支拡張症、慢性肺疾患…48%
- 胃・十二指腸潰瘍…40%
※データはいずれも男性。
日本人の喫煙率
肺ガンでの死亡者は増加中
日本での成人の喫煙率は徐々に低下し、2001年には男性45.9%、女性9.9%、全体では24.4%になりました。
しかし日本では禁煙の取り組みが欧米に比べ著しく遅れました。そのため肺ガンでの死亡者はいまなお増え続けています。
*がんは1981年以来日本人の死因の1位を占めています。特に肺ガンは胃がんを抜いて男性のガン死亡者数のトップです。
未成年者の喫煙率の増加
全体での喫煙率は低下していますが、未成年などの若年層では逆に増加傾向にあり、将来への影響が心配されています。
禁煙を恐れる喫煙者は、「肺ガンの原因はタバコに含まれるタール分にあるのだから、低タールタバコであれば、少しは・・・」と考える人もいるようです。しかしその考え方は、間違っています。
*詳しくは『低タールタバコの害』を参照ください。
肺ガンの危険率
肺ガンの罹患率、死亡率は『「1日の喫煙本数および喫煙年数と比例』します。
<1日に吸うタバコの本数×喫煙年数>を喫煙指数(ブリンクマン指数)と呼び、この指数が600以上の人は肺がんの高度危険群とみなされています。
管理人はまだギリギリ20代なので600には届きません。