タール
有害物質の総称「タール」
タールは植物樹脂(ヤニ)。タバコの煙に含まれる有害物質の総称です。
生の植物を燃やすとブスブスと出てくる嫌な匂いの煙がありますよね?
アレが要はタールです。植物樹脂(ヤニ)そのものです。
だからタバコは「ヤニ」と呼ばれているのです。
全身にこびりつくヤニ
タールは熱で燻されるとタバコから出てきて、そのまま肺や喉、皮膚にこびりつきます。
「松ヤニ」などをイメージしてもらえばわかりますが、タバコのヤニ(タール)もちょっとやそっとでは取れません。
何十種類もの発ガン性物質が、細胞レベルでがっちり肺胞やノドに食い込んで、肺ガンや咽頭ガンなどを引きおこします。
タバコの煙には発ガン物質だけでもベンツピレン、アミン類など約60種類以上。有害物質全体では200種類以上も含まれています。
身体を外と内から黒くするタール
①外から色素沈着を招くタール
タバコの煙が服や身体に付着すると、全身がタバコ臭くなりますが、タールは皮膚の粘膜からあなたの身体に食い込みます。
歯に着くと歯は黄色くなり、歯肉も黒ずみます。歯の隙間や裏側にびっしりと着いたヤニは、口臭の原因にもなります。
さらにニコチンによって皮膚の血行が阻害され、一酸化炭素によってビタミンCも奪われるため、新陳代謝もろくに行われません。
タバコを吸うことでメラニン色素は喫煙者の皮膚に深く深く沈着していきます。
②内から黒くするタール
また肺から取り込まれたタール成分は、タールは肺や気管を真っ黒にし、歯肉の色を茶色くします。
吸収されることはほとんどありませんが、ごく一部が血液からも全身にまわり、身体の中からも皮膚の色を黒くします。
もちろんヘビースモーカーなら少量でも積もり積もってとんでもないことになっているはずです。
タバコで飲み込むタール量
以下の動画は2カートン=400本分(20箱)のタバコから、純粋にタール成分だけを抽出したものです。
タバコ会社が決して見せないどぎつい側面です。管理人は20日間これにキスしているんですね。げんなり。
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ヘビースモーカーのタール量は毎年コップ1杯分!
管理人は平均して1日にタバコ1箱(20本分)を吸っています。
吸い込むタール量を換算すると、およそ1年間でコップ1杯分の松ヤニ(タール)を飲んでいることになります。
あんなもの頼まれたって飲みたくありません! ですが、知らず知らずと毎日舐めて吸って飲んでいるわけです。